正月の行事が一段落してプライベートな旅をしてる方もいるんでしょうね。
さて旅といえば、簡易委託駅ってご存知でしょうか。
地方の小さな駅で、無人駅ではなく一応人がいるものの、業務は切符の販売だけで
乗降客の安全確認とかする「駅員」がいない駅ですよ。(違ってたらごめんなさい)
わが地元にもたくさんあります。
券売機の高機能化で徐々に無人駅になりつつあるのが寂しい限りです。
地方公共交通機関の衰退が叫ばれて久しい昨今、利便性その他で車に勝てないのは仕方ないとは思います。
でも、車には真似のできない面をプッシュして挽回しようという試み、どれだけなされているでしょうか?
こんな写真を見つけましたよ。
(拾い画像)
末期のブルートレインとおぼしき車内です。ロビーカーのようですね。
かつて食事か何かを提供していたカウンターに鉄格子が嵌ってます。
せっかく高いお金を出して乗ったのにこんな光景を見せられたんじゃ、幻滅すること請け合いです。
まるで潰れた店のシャッターの前で飲んでるみたいで。
一般的な食堂車の内装はこんな感じだったそうです。
「それ社員食堂かよ?」と思いますよね。チェーンの居酒屋だってもうちょっとマシなレベル。
こんな寒々しい所じゃどんなメニューを頼んでもおいしくないでしょう。
値段だけは一人前だったようですし。
チケットがなかなかとれない豪華列車の食堂車はそれなりに豪華だったようですが。
採算が取れない事情はあったんでしょうが、もうひとひねりできなかったのかと。
「小さな旅」をしていると、腹を満たす手段が限られます(^^;)
コートの中にウェットスーツを着るとうっかり脱げないので、ラーメン屋にすら入れませんw
サンドイッチを買って食べるか、せいぜい立ち食いそばぐらい。
こういうビッチビチのゴムコスで立ち食いそば、かなりまぬけですがw
田舎を旅すると、ラーメン屋すらない場合が往々にしてあります。
事情は地元の人も同じで、電車の中でカップラーメンを食べる女子高生がいるぐらい。
火の気のない待合室は寒いですし(´・ω・`)
そんな現況を考えると、新しい「食堂車」の姿が見えてくるわけです。
つまり落ち着いて食べる場所さえあればいいんですね。
どんな田舎にもコンビニがありますから、食料はなんぼでも持ち込めます。
テーブルと椅子、それに電子レンジとお湯の出るポットさえあれば
ニーズの90%は満たせるんじゃないでしょうか。
なんのことはない、イートインスペースのあるコンビニと同じわけですが。
所要時間1〜2時間ぐらいの普通列車にはこんな車両が連結されるようになったら、
カップラーメンをすする女子高生だって、バスより原チャリより電車がいいと思うんじゃないでしょうか(笑)
移動中に食事を済ませられるのは、車に真似できない最大のメリットだと思いますよ。
もちろん旅人にとっても。
こんなくだらないことを思いつくのはもちろん私が旅人wだからで、
車窓の風景さえあればコンビニ飯と安ワインでも素晴らしいランチになるからですよ。
「あー別の季節にまた来よう」とか思いますもん。
専用車両を造るのはコストが掛かりますから実現は難しいでしょうが、
せめて冒頭に挙げた簡易委託駅にはそんなスペースが欲しいですよ。
電子レンジとポットで無人化を食い止められるなら安いものです。
コンビニに出来て駅に出来ない理由はないと思うのですが。
地方の交通機関の行く末を憂う各界名士が、それを利用してどれだけ旅してるか気になる今日この頃です。
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P.S. 拍手ありがとうございました。励みになります。
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